前回に引き続き、悪い現場事例を解説いたします。
【写真①】
最近は、タバコは敷地内では吸いません。まだ灰皿が敷地内にあるような現場は注意しましょう。
【写真②】
足場の部材が散らかっています。コードも地面を這っているなど、とてもきれいな状態には見えません。コードについては安全面にも関わることですので、このような部分もよく見てください。
【写真③】
屋根の上で安全対策もせず、ヘルメットも着けずに作業しています。非常に危ない状態です。一歩間違えたら大怪我で済まないでしょう。これは教育が行き届いていない事例です。
【写真④】
脚立を梯子代わりにしている写真です。脚立は使い方が決まっており、このように梯子代わりに使用することは禁止されています。これも教育が行き届いていない事例です。
【写真⑤】
階段がある吹き抜けです。吹き抜け部分からの墜落の可能性がありますので、その安全対策をおこなっていなければなりません。これはそれがない状態となります。建築現場での事故は、墜転落が圧倒的に多いです。お子さんを連れて現場に行ったとしたら、とても怖いですよね。
【写真⑥⑦】
丸ノコには安全カバーが取り付けられています。ところがこの写真は、そのカバーが外されている事例です。⑦にいたっては歯が上向きになっており、何かの拍子に電源が入ってしまったら・・・。とても危険な状態です。
これらのように、特に危険な状態を感じたら現場から離れてください。また、そのような住宅会社は安全について軽く考えている証拠ですので、会社選びにその点も考えてみたほうが良いです。現場に行くことがあれば、是非参考にしてみてください。
次回からは、良い現場の写真の解説をおこないます。